その曲やライヴが自分や自分たちの物になっていくというのは感覚だけじゃなくて本当に存在すると思う。そのことを言語化しているテキストの存在は稀有だ。選曲を通して編み込まれた物語を知るには鍵となる言葉が必要だと思うのだけれど、それは容易に手に入るものではなくて、断片のさらに断片だけを知るのも大変だ。このZINEに収められた対談を読んでは、幾度となく聴いてきたコンピレーションを聴いている。浮かぶ景色はより鮮明になったように感じる。これは2nd EDITION。1st EDITIONとは違う写真もあるので1st EDITIONを持っている人もぜひ。
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どうしようもなく叙情的で胸が痛くなるような、どんな時間も無駄では無かったと教えてくれるような、今ではもう会えなくなってしまった大切な人を思い返すような。
NINAさんの選ぶ45を聴いて抱くそういった感情をその場に居る人々と分け合う事で、救われたような気持ちになる。
そんなNINAさんのDJがどのように生まれたのかを単純に知りたかったのが、今回のZINEのきっかけです。結果、予想を遥かに越えたとても良いお話をお聞きする事ができました。絶え間無く流れる情報暴力へのひとつの優れた対処法としても、是非ご一読いただけたらと思います。
以前まだご挨拶させて頂く程度だった頃に、NINAさんに前情報のない良いレコードの見つけ方を尋ねた事があった。おこがましくもその判断基準が自分と全く同じで、とても嬉しかったのを覚えている。ここでは敢えてそのメソッドは省く。そうやって行き詰まり、自分なりに思考を巡らせ、想像し、間違いながらも答え(で、あろうもの)に辿り着いた時の喜びも、この文化の大きな要素だと思っています。
今里(SFP/LPS/不死身亭一門)