セントラル・パークの大きな石の上で、時間天候で場所を移動しながら読めたら最高の一冊。そして部屋でかすかな喧騒をBGMに読むのも最高な一冊。ニューヨークアッパーウェストサイド、霞ヶ関。たどり着く人と幽霊。中華屋のネオンサインに引き寄せられる。緩やかで激しく交差するものを繋ぐのはむき出しの愛。追いかけていたような。出会ってしまったような間にたたずんでいるもの。追いかけていたような、ただ目にしたような場所と記憶。生と死は常に隣り合わせで光の中に幽霊は存在している。あの店はなくなってもあのコーナーはある。缶ビールのプルトップを開けるように静かに人生を祝福する。
これはいつだか書いた自分のこの本の感想。読む場所や時で感想は変わるように思う。ポールオースター何がおすすめですか?と言われれば全部なのかもしれないけど、これはクラッシック過ぎる一冊です。