これはSUMMER CLASSICだと思うんですよね。そして読み込むたびに見えるものが増えていく話だと思います。未読の方は是非。人に渡したい本でもありますね。 タラウマラ の土井氏が2023年の春に刻みつけた小説 小説だけが話してくれるものがある。そんなことをずっと考え続けてるのは、小説だけが話してくれることに出会ったから。「ほんまのきもち」を読み終わった時、終わらない夏が頭に浮かんだ。いつまでだってもあの川の向こう側には行けなくて、でもなんだかそのきもちがうちがわから浮かび上がってくるような。この本が作られたタラウマラ で買って、読んだ後もなかなかこの小説のことを言葉にできなかった。刻みつけたもの。刻みつけられたもの。 手にとって読んでみて欲しい。自分の憧れる、地面に足をはりつけた表現がここにあります。 ---------------------------- いま刻みつけておきたかった物語です。 全頁シルクスクリーン印刷、フォント、紙質に至るまで徹底的にこだわって作りました。 著者　土井政司 装画　土井巴音 発行所　タラウマラ レイアウト・印刷・製本　マノ製作所